企画説明
今まさに韓攻略が行われていて、秦はこの後六国全てを滅ぼします。
ただ現状は厳しく、宜安(肥下)の戦いで桓騎を討たれ、番吾の戦いでは
王翦軍が崩壊し敗れるという状態に陥っています。
そこで今後、秦が各国を滅ぼす時に、その国の軍の特徴、兵数、指揮系統、将校
などを細かく知っておく必要があるのでは、と思いました。
ということで今回は、戦国七雄それぞれの軍について考察していきます。
また、それを元に国別の軍事力ランキングも組んでみました。
なお、今後のキングダム考察の参考したいので、
830話までに死んでしまったキャラについては考えない物とします。
第七位 韓
王都ー新鄭、予想兵数ー25万人、将軍ー洛亜完、張印
「韓は七つの国の中で軍事力は最弱です。」秦趙同盟のとき(コミック17巻くらい)
でも李牧がはっきりそう言っていました。
中華の真ん中に位置し、四方を敵国に囲まれていますが、
その地理的重要性や得意の諜報のおかげで、いまでも国として生き残っています。
王都新鄭はかつての晋の都で、堅牢な城として有名です。
ただ、国の存亡をかけた英呈平原の戦いでは、19万人しか徴兵できず
名のある武将もいまの時点では洛亜完ぐらいしか居なくなってしまいました。
これからの韓の未来はかなり厳しい物になりそうです。
第六位 斉
王都ー臨淄(りんし)、予想兵力ー30万人?、将軍ー岩茂(がんも)、
田赫(でんかく)、顔聚(がんしゅ)
かつては東の大国として猛威を振るいましたが、
今は楽毅が率いた合従軍の爪痕が癒えず、強国として扱われない時期を過ごしています。
キングダムの合従軍編でも出兵を5万人に渋っていました。
(結局は蔡沢の説得によって離反しました。)
王建王はどちらかというと、商業に力を入れているようにも見えますよね。
それでも、秦滅亡に失敗し攻めてきた合従軍を
いくつかの城は落とされたものの、かなり被害を抑えています。
第五位 燕
王都ー薊(けい)、予想兵数ー40万人、将軍ーオルド、仙手備(せんしゅび)
劇辛が龐煖に討たれて、オルドも敗戦続きの燕ですが、
かつての大将軍楽毅が残した物は偉大でした。
(年齢を考えて、楽毅はもう登場しないと思ってますが)
その証拠に合従軍編では、秦に一番遠い国ながら12万もの大軍を興していました。
率いる将軍は微妙だけど、兵数は意外と多い感じの国なんでしょうか。
また、燕軍の中にはユキイなどの山民族もいて、
侮れない相手ということは間違えないです。
第四位 魏
王都ー大梁(たいりょう)、予想兵数ー40万人、将軍ー呉鳳明、凱孟、
馬朱離(ばしゅり)、乱美迫
あの函谷関に初めてはしごを架けたのは、魏の第一将呉鳳明。
かつての魏火龍の時代から、新たな時代に移り変わり、戦い方も変化してきました。
メンツを見る限り、お互いの役割がはっきりしてそうですよね。
さらに、魏の王(景湣王)は慎重な性格なため、
まだ中央に大量の兵士や優秀な将校を隠している可能性があります。
しかし、若手の育成などが遅れていたり、呉鳳明だけ感が強かったりと、
強国にのし上がるのはまだまだ進化が必要です。
(廉頗軍を追放したこともかなりのマイナスだった・・・)
第三位 趙
王都ー邯鄲(かんたん)、予想兵数ー55万、将軍ー李牧、司馬尚、馬南慈、カン・サロ、青華雲
龐煖が信に討たれても、青歌の”恐竜”司馬尚の参戦もあり、趙の勢いは止まりません。
宜安(肥下)の戦いでは、あの桓騎を討ち取る事にも成功しました。
それでも三位に甘んじた理由は、龐煖、堯雲、慶舎、趙我龍、趙荘、ジ・アガ、劉冬、扈輒・・・
と死んだ将軍があまりにも多過ぎる事です。
(信なら「お前ら殺しすぎなんだよ!」って怒りそうです。)
王騎、桓騎、麃公を討ったとは言え、結局は割に合わないですよね。
また王宮内でも、悼襄王と幽繆王が王権を握り、
自己中心的な振る舞いが多いようにも見受けられます。
さらにそれによって、李牧たちとの間に亀裂が入っています。
つまり、せっかくいい人材が多いのに、みんなバラバラで派閥ができたりして、
あんまりうまくいっていないという状態になっています。
第二位 楚
王都ー郢(えい)、予想兵数ー80万?、将軍ー項燕、媧燐、廉頗、項翼、白麗
中華一の広さをほこる楚は、他国の何倍も兵がいることでしょう。
まだ姿を見せていない第一将項燕、魏から追放された廉頗軍などのベテラン勢と
”楚の雷轟”こと項翼、最年少中華十弓の白麗たち若手勢がうまく共存しています。
楚はかつて長江文明として栄えた所なので、どれほど多くの兵がいるか予想が難しいです。
弱点があるとすると、兵数の割に将校たちが少ないことですかね。
もし誰か討ち取れば、軍の指揮が一気に取りずらくなるはずです。
(河了貂に「いや、それが難しいんだよ!」ってツッコまれるかも)
それでも、もし守りに入られたら滅ぼすのに10年以上はかかるでしょう。
第一位 秦
王都ー咸陽、予想兵数ー75万、将軍ー蒙武、騰、王翦、楊端和、信、王賁、蒙恬、壁
忖度なしで考えても、一位は秦でしょう。
呂不韋が内政から身を引いて、政が秦をひとつにしていることが大きいです。
軍では王騎や麃公を失っても、信たち若手がしっかりとそのバトンを受け継いでいます。
さらに、昌平君の戦争改革で兵数が増えたことも理由の一つです。
しかし、中華を統一するほど力があるかと問われれば、
今のままでは相当厳しいと言わざる得ないでしょう。
今後、滅ぼされた国で生き残った将軍を、秦将として使うことも考えるべきです。
まとめ
今回は、戦国七雄の軍について解説しました。
人によって順位は変わりますが、皆さんはどうだったでしょうか?
今後も、最新話考察と次号予想以外でこんな感じの企画をやっていきます。
よかったら意見、感想などコメントしてみてください。
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